公共デザインの多様性を広げる
鉄道建築づくり
鉄道建築 2024年入社
※部門は取材当時のものです。
現在の仕事内容
従業員施設の新設・改修工事を担当しています。居室や生活空間を扱う上で大切にしているのは、居心地やプライバシーの観点。従業員の方々が心身ともに休息できるよう、間接照明やソファを活用し、居間のようにくつろげる休憩スペースを設けたり、プライバシーを確保しながら仮眠ができるようカプセルベッドを導入したりと、建築空間や設備にプラスαの工夫を施しています。
また、待合室のリニューアルなど駅関連の改修工事も担当しており、バリアフリーの観点から問題がないか確認しながら、関係部署と調整して安全に工事を進行します。デザインや仕上げ材の検討にもこだわり、お客さまが地域性を体感できる待合室づくりを目指しています。
施設を通じて安全を提供すること、利用者の心に豊かさを育むことが、この仕事のミッションの一つだと捉えています。
仕事の面白さ・やりがい
面白さを感じるのは、清掃性や安全性を確保しながら、個性あふれる施設づくりができること。高野山駅のトイレリニューアル工事を行った際、運輸車両部の担当者から「ドアに設置しているトイレサインをおしゃれにしてほしい」と要望をいただきました。
そこで、密教の曼荼羅とお坊さん・尼さんをモチーフとしたオリジナルのサインを制作し、“高野山らしさ”を表現。また、内装もジャポニズムをイメージした幾何学模様のタイルを使用し、高野山の和のイメージと近代的なデザインを融合させ、地域性や親しみを感じられるような空間を創出しました。
大学でグラフィックデザインを専攻していた経験を活かし、自身で思い描いたものを形にできることは、私の仕事のやりがいに直結しています。
自由度が高い分、事前に関係部署との調整を行うことが大切ですが、ものごとを計画的に進める力も身についたと感じています。
社会貢献を実感した瞬間
南海線の補修工事においては、日々たくさんの補修依頼が寄せられます。雨漏りや自動ドアなどの補修を完了させると、駅・現場の方々から感謝の言葉をいただくことも多く、安全で快適な鉄道の運行に貢献できていると感じる瞬間です。また、これまでに実施した駅の改修工事では、お客さまから「駅が綺麗になっていくのがうれしい」とのお声をいただいたことも。お客さまも駅の改修について好意的に感じていただけていると知り、自身の仕事が社会貢献につながっていることを実感しました。
南海電鉄で実現したい夢
私の夢は、南海沿線にしかない鉄道建築デザインを実現することです。南海沿線には、他の地域にはないエンタメ文化や歴史の深さがあり、それを駅施設に反映させることで、公共デザインの多様性を高めたいと考えています。ただ洗練されたスタイリッシュな駅をつくるのではなく、地域の特色を取り入れた、懐かしさや心の豊かさを感じられる駅・空間をつくること。施主の立場から沿線に必要な施設や景観を考え、駅から地域性が広がっていくような建築を実現することが、私の目標です。
入社を決めた理由
私は公共物のデザインに関心があり、公共交通施設のハード面の管理に関わることを軸に就職活動を行っていました。鉄道施設や空港などの仕事を検討する中で、南海沿線の歴史の深さやエンタメ性のある雰囲気に魅力を感じ、南海電鉄を志望。特に難波駅では、歴史的建造物と近代的な商業施設が共存しており、都市の多様性を感じられる空間づくりに惹かれました。また、なんば広場のような滞留空間の管理にも関心があり、人が“通る”だけではなく、まちと“つながる”駅や空間を提供していることに、自身の価値観との親和性を感じたのも決め手の一つです。南海沿線らしい独特な雰囲気を落とし込むことで、公共デザインの多様性を深め、地域の魅力を高めたいと考えて入社しました。
キャリアステップ
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1年目
入社後、鉄道事業本部施設部(建築設備)へ配属。
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2年目
南海線補修工事、従業員施設、旅客トイレ、待合室リニューアルを担当。
1日のスケジュール
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9:00
出社
メールの確認。
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10:00
現地立会
工事を行う駅で、関係部署と打ち合わせをします。
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12:10
昼休憩
食堂を利用したり、外出時は沿線でおいしそうなお店を探します。
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13:00
資料作成
3Dモデルや、打ち合わせに必要な資料を作成します。
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16:00
関係各所と打ち合わせ
施工会社、関係部署との打ち合わせ。工事の調整や支障確認等について話し合います。
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17:50
退社